手摺の風鳴り騒音風洞実験・騒音防止手摺


試験実施年月日:2005/3/29
試験場所:新潟工科大学風洞実験室

■試験体略図
試験体ユニット1 試験体ユニット2
<笠木> <格子>
35×60 18□
<ポスト> 20□
50□ デザイン付
<下桟>
25×40
<笠木> <格子>
50φ 20φ
<ポスト>
35φ
<下桟>
30φ

■実験概要

試験体をセットする前に、風洞内にビデオカメラとマイクをセットし、騒音計とビデオカメラの2名の操作員が風洞内で風流音を測定する。
試験体ユニットを風洞内ターンテーブルに固定し、音鳴りがする風速にて 予備試験を行う。風向0°風速5m/sにて僅かに音鳴りが発生する。(18□)
その状態にてターンテーブルを10°回転すると、音鳴りは高まるが、それ以上 回転すると音鳴りがなくなるため、実験は0°と10°で行うことに決定する。

試験体を風向0°と10°でそれぞれ風速5m/s・10m/s・15m/sで順次測定を行う。

■実験結果

発生する音は風速5m/s〜10m/sでは高音で耳障りな音となるが。それ以上になると周囲の音が高まるのと、音自体が低音に変化するため、気にならなくなってくる。

風向0°ではデザイン付格子・18□格子が音鳴りが大きい。
風向10°では18□格子・20□格子が音鳴りが大きい。

風向にかかわらず20φ丸格子は音鳴りが小さい。


■風向0°

●格子断面

風向0° 風速
試験体 5m/s 10m/s 15m/s
18□ 5 8 13
20□ 3 10 11
デザイン付 8 15 14 単位
20φ 1 2 4 (dB) 数値は風流音との差

 

■風向10°

●格子断面

風向10° 風速
試験体 5m/s 10m/s 15m/s
18□ 12 22 7
20□ 6 16 18
デザイン付 6 9 9 単位
20φ 1 4 4 (dB) 数値は風流音との差

 

実験データ 風速 ■風向0°10°比較
試験体 風向 5m/s 10m/s 15m/s
18□ 5 8 13
18□ 10° 12 22 7
20□ 3 10 11
20□ 10° 6 16 18
デザイン付 8 15 14
デザイン付 10° 6 9 9
20φ 1 2 4 単位
20φ 10° 1 4 4 (dB) 数値は風流音との差

   
 





※記載の諸性能、諸特性は実験データですので、実際の性能を保証するものではありません。

手摺の風鳴り騒音風洞実験 PartU